現世(げんせ、げんせい、うつしよ)とは、現在の世の事を言い、古くは「げんぜ」とも読みました。
我々人間が現在暮らしていると思っている(認識している)世界、または、その認識があります。
日本語では「顕世(けんせ)」とも読み書きし、「この世」とも言い換えられます。
仏教用語としての「現世」は「げんぜ」とも読み、自身が輪廻転生していくなかで今生きて属している(生を受けた)この世界のことを指します。彼岸に対する此岸。
現世に対置される世界としては、仏教では、前世、来世(それに加えて地獄が語られることも)があり、
神道では常世・常夜(とこよ)、幽世・隠世(かくりよ)などがあり、
キリスト教では、天国、地獄(陰府)などがあります。